2022.04.27
¥250
構えろよ コバルトブルーの奥 混ざりきった理由を見逃すわけじゃないぜ
夜の色 蹴飛ばした森の渦 誰かに聞いたままを奮う
真っ先をゆく無意味なクラクション
はったり任せ 君とダンス・ダンス・ダンス
十二時のベルを聴いた憧れた場所
満たされたくないんだろう あおく あおく
臆病が止まると死ぬと聞いた 丸め込んだ都会を忘れるためじゃないぜ
黒い河 投げ捨てた夢の国 あたたかさが孤独を殺す
がっかりさせる為だけの背景
やっぱり消えてしまえ 夜に溶けて 溶けて 溶けて
十二時のベルを聴いた憧れた場所
満たされたくないんだろう あおく 遠く
その景色汚れるなら 食べ尽くすまで赦されたくないのさ
あおく あおく
2022.03.30
¥250
お願いだからこっち来んなよ お前のうちなら反対側
この橋渡るべからずなんつって おい 真ん中も危険だぜ ああ
たまには言うこと聞いてくれよ お前の内側 反対側
この際全部 以下省略 なあ そんときゃただじゃ済まないな
すまないな
個性派承知の皆々様 お互い様で痛み分けに
いやいや承知致しかねます ハナから決めたマニュアリズム
誠に申し訳ありません お互い様に畳み掛ける
嫌々ながら すぐやります なあ あん時 そう言ったよな
悪魔のようなテーミス 勝ち取れ 正義の顔のボーナス
孤独をくすぐる風と ひどくくすぶる青い雨
ふくれっ面した空に 薄汚れた白がひとつ
ひとりになるのはいつも 自分をなくせない時だ
あるだろ お前にも
言葉は少なく意味深長 我らが人間 浮世は夢
うつつを抜かせば 以下同文 まあそのうち ただじゃ済まねぇな
見せ場の来ないサーカス 舵を取れ 迷いの果てのヴィーナス
明かりを落とした海に 光を映す赤い鳥
イカれっぱなしの街で 溺れることに溺れた
瞳にあるのはいつも 自分が望む世界だ
あるんだ まだ
孤独をくすぐる風と ひどくくすぶる青い雨
ふくれっ面した空に 薄汚れた俺がひとり
ひとりになるのはいつも 自分をなくせない時だ
あるだろ お前にも
あるんだ 俺にも
2022.01.26
¥250
ひとつだけ願いが 叶うのなら 大げさなくらいの 花束をくれ
誰も見たことのない 聞くこともない 大げさなくらいの 花束をくれ
あれこれと言わずに 流されてた 大げさなくらいの 仕組みよりも
思春期の頃に 初めて見た 大げさなくらいの 裏側のよう
ありふれた 悲しみでさえ こんなにも いと美しい
階段を ひとつ昇るように覚えてきた ほらこんなにも 遠くまで来た
ひとつだけ願いが 叶うのなら その願いひとつを くれてやる
誰も見たことのない 聞くこともない そんな誰かに くれてやる
花束を抱えた君を 僕らは知らない 抱えた花の名前を 僕らは知らない
日は昇り 落ちてゆくなら 明日も繰り返す
さよならもできず 変わり果てた君よ
あこがれた 喜びでさえ こんなにも 脆くはがゆい
膨らんだ 胸と同じだけの想像なら ほらこんなにも 近く感じる
ありふれた 悲しみでさえ こんなにも いと美しい
階段を ふたつ昇るようなさよならさえ ほらこんなにも いと美しい
ひとつだけ願いが 叶うのなら 大げさなくらいの 花束をくれ
誰も見たことのない 聞くこともない 大げさなくらいの あなたの花を
2019.08.21
¥250
愛し愛され憎しむ時代の先に 僕ら偶然に生まれ合ったのさ
星の数にも負けないほどの奇跡と 夢の数には叶わないほどの幸せと
わからない事で回るこの世界 わかりきった事ばかりの日々
重ね重ねた記憶のその片隅で 忘れられないものなら確かにそこに在る
覚えた言葉を 感じた心を いくつ塗り替えたなら 辿りつける
尽くし尽くされ育む時間の上に 僕ら必然に出会い合ったのさ
歳の数だけ無くしてきた喜びと 愛の数だけ見逃してやれた優しさと
どっちつかずのまま生きてきたから どちら側でもないまま生きてゆきたいから
奪い奪われるような繰り返しの中 伝えられないものなら大事にしまってる
大切な物を 大切な人を いくつ乗り越えたなら わかち合える
はじき出された螺旋の奥の奥 見えないままでも手を伸ばせ
旅立つ日々をいくつ見送って そこにいる意味は胸の奥の
全て 総べて
答えはいつでもすぐそばにあるはずと 綺麗な言葉を並べ立てている
醜さと肩を並べ歩く歩幅で 両の手に抱えきれるものこそ幸せと
そんなはずがないだろう そんなわけがないよな
望み願い続けるだけじゃ変わらない だけど それだけが確かな答えさ
溢れる皮肉を 満ち足りる暗闇を こぼれた光を 憧れた夜を
覚えた言葉を 感じた心を 大切な日々を ありふれた日々を
いくつ塗り替えてゆく 乗り越えてゆく 本当は なんて言うのなら
何を守る為の音だ 掴むための音だ 死なない為に生まれたわけじゃない
全て 総べて 超えて
はじき出された螺旋の奥の奥 見えないままでも手を伸ばせ
旅立つ日々をいくつ見送って そこにいる意味は胸の奥の
全て 総べて 越えて
はじき出された螺旋の外側の 見えないままの心でいい
旅立つ日々を全て刻むなら 引きずり出したその胸の奥の
全て すべてが 生きる意味だ
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「リビングオンザブルーズ」と並びたつ、SASAYAMA.マスターピースの双璧。オーケストレーションキャリアを含めて培った素養、携わった楽器のすべてを封じて、令和元年リリース、iTunes ブルース1位、Amazon MP3 J-POP39位にランクイン。
LOTR-004
2018.08.18
¥3000
SASAYAMA. 3rd Full ALBUM
-帯コメント
BLOG、Ustream、PODCAST、TwitCasting等、様々な画面越しに彩られ、十周年を迎えた灼熱の2018、夏!切っても切れない、たくさんの「SCREEN」を通して重ねられてきた楽曲たちを、一挙16曲収録!無数のソーシャルエンカウントから始まった全ての出逢いに感謝を込めて、それでは今夜も、どうぞお聴き下さい。
-映画館シネマスコーレ開催の「名古屋ライブスコーレ」より発売開始-
LOTR-003
2017.05.24
¥3000
SASAYAMA. 1st "HOMEWORK" ALBUM
-帯コメント
"高層 街の灯りはどれも 綺麗な ものに見えた 到底 叶わないならいっそ 上手に 隠すのだ" 大都会、ビル群の底。スパイクヒルズで出会う感情たちを軸に、シンプルかつセンシティブに切り取った今作。レコーディングは完全にマイク一本、プリミティブな手法で文字通り空気感ごと封じ込めた全15曲を収録。
2016.12.21 ※販売終了 ※artwork by anded
2016年の「年間毎月リリース」ラストを飾った一曲。後年発売の「SCREEN」着想につながる「画面越し」をコンセプトに、アートワークをanded氏に委嘱。PODCAST、TwitCastingといったライフワークプロモーションのみにも関わらず、iTunesブルース部門1位、Amazon MP3ストアでは総合ランキング60位というインディーズにおいては異例の上位ランキングとなる。
2015.02.18
¥250
染み付いた体の奥底 膨らみ続けてる産声
抱きしめた迷いの形を 見えない振り 繰り返し
永遠に続くような今ならば 君は何を求めると言うだろう
曖昧な言葉をいくら繋いでも 伝わるものなど何もない
笑って 心のまま ありふれてるそんな台詞で
救われる者が皆 昨日を忘れてゆく
飾った心がまだ 痛むのなら 飽きるまで泣けばいい
それでも 夜を越えて響け 悲しみをつないだメロディー
リビングオンザブルーズ
積み上げた笑顔の裏側 重ねてねじ曲げたその声
握り締めた涙の形も 見せないまま やり過ごす
経験に汚された今ならば 君はどこへゆくと願うだろう
大概な事ばかりを並べ立てて 伝える歌など意味もない
嫌だって 心の中 溢れている本音隠して
立ち上がる者は皆 昨日を夢見ている
気取った心がまだ 揺らぐのなら 縋り付くのもいい
どこまでも 夜の終わりを待ちわびている 僕らのリズム
リビングオンザブルーズ
笑って 心のまま ありふれてるそんな台詞で
救われる者が皆 昨日を忘れてゆく
飾った心がまだ 痛むのなら 飽きるまで泣けばいい
それでも 夜を越えて響け 悲しみをつないだメロディー
Living On
嫌だって 心の中 溢れている本音隠さず
立ち上がる者は皆 明日を夢見ている
そう、気取った心がまだ 揺らぐのなら 心から生きればいい
夜の終わりを待ちわびている 僕らのリズムのままで
夜を越えて響け 悲しみをつないだメロディー
リビングオンザブルーズ
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活動黎明期の2008年12月21日「Acoustic Night Special」の初披露以来、自他共に認める「SASAYAMA.にとっての屋台骨」とも言える楽曲。数々のライブで支持を得つつも、2015年の発売まで実に7年を要し、押しも押されもせぬマスターピースとして存在感を放っている。