2022.01.26
¥250
ひとつだけ願いが 叶うのなら 大げさなくらいの 花束をくれ
誰も見たことのない 聞くこともない 大げさなくらいの 花束をくれ
あれこれと言わずに 流されてた 大げさなくらいの 仕組みよりも
思春期の頃に 初めて見た 大げさなくらいの 裏側のよう
ありふれた 悲しみでさえ こんなにも いと美しい
階段を ひとつ昇るように覚えてきた ほらこんなにも 遠くまで来た
ひとつだけ願いが 叶うのなら その願いひとつを くれてやる
誰も見たことのない 聞くこともない そんな誰かに くれてやる
花束を抱えた君を 僕らは知らない 抱えた花の名前を 僕らは知らない
日は昇り 落ちてゆくなら 明日も繰り返す
さよならもできず 変わり果てた君よ
あこがれた 喜びでさえ こんなにも 脆くはがゆい
膨らんだ 胸と同じだけの想像なら ほらこんなにも 近く感じる
ありふれた 悲しみでさえ こんなにも いと美しい
階段を ふたつ昇るようなさよならさえ ほらこんなにも いと美しい
ひとつだけ願いが 叶うのなら 大げさなくらいの 花束をくれ
誰も見たことのない 聞くこともない 大げさなくらいの あなたの花を