2022.07.27
¥250
物音たてては消えてく 煙草を燻らせて歩く
答えはどこへでも行ける その場を凌いでは踊る
ふわふわ 聴こえない声に リズムは足取りを選び
騒々しく囁く歌はいつも見慣れたほころび
灯りの消えない部屋を出て 雨の通り道へ
ひとりじゃ見えない傷を経て ふと目を凝らす
風に抱かれ 土にまみれ 遠くに見た夏の影
そう こんな雨の日
醜さ隠すなら上に 笑えば後ろ手を目指せ
思えばどこから来たのか などと君は笑って いった
灯りの消えない部屋の中 雨は通り過ぎた
ひとりでに止まるはずのない あなたと暮らす
風に抱かれ 土にまみれ 遠くに見た夏の影
そう こんな雨の日